よくある質問とその回答を取り上げています。こちらに掲載してあること以外にご不明な点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
当院について
手術以外も診てもらえますか?
眼科全般に対応しておりますので、手術以外でもお気軽にご相談ください。
予約は必要ですか?
初診の方は特に必要ありません。また眼科は検査が多いため、診察の順番が多少前後することがありますが、ご了承ください。
再診、検査、手術の方は予約制をとっております。
紹介状は必要ですか?
現在、眼科通院されている場合は、紹介状があると経過がわかりやすいです。なくてももちろん対応します。
目の悩み、症状について
最近目がかすみ、眼鏡が合いません。どんな病気が考えられるでしょうか?
白内障をもっとも疑います。不自由があるようでしたら是非ご相談ください。
ものが歪んで見えますが、どのような病気が考えられますか?
物が歪んで見えるのは、黄斑(網膜の中心部)疾患が考えられます。代表的な黄斑疾患は黄斑前膜、黄斑円孔、黄斑浮腫などです。
糖尿病といわれましたが、症状がなくても眼科受診が必要ですか?
糖尿病網膜症は病状が進行しないと自覚症状が出ません。治療を開始する適切な時期は自覚症状が出る前なので、症状がなくても通院が必要です。
健診で視神経乳頭陥凹拡大といわれましたが、どういうことでしょうか?
視神経乳頭陥凹拡大とは、緑内障を疑う所見です。そのため精密検査をお勧めします。
白内障について
白内障手術は、痛みはありますか?
点眼麻酔を行いますので、ほとんどの方は痛みを感じません。麻酔が効きにくく、痛みを感じる方には別の方法で麻酔を行いますのでご安心ください。
手術後の運転はいつごろから可能ですか?
眼科で眼鏡を処方してからになります。通常は4週間後になりますが、早めに眼鏡作成を希望される方は医師にお伝えください。
手術後はお風呂に入ってもよいですか?
感染症を防ぐためにも、手術後は入浴や、洗顔・洗髪に注意が必要です。首から下の入浴は翌日から可能ですが、目に水が入る危険性のある洗髪は1週間程度控えてください。その間は美容室や理髪店で洗ってもらうようにしてください。
手術後の点眼はどんな役割がありますか?
傷口から細菌が入るのを予防する目薬と、手術による眼内炎症を抑える目薬です。診察結果により点眼種類を減らしていきますが、長いものは3か月程度継続します。
緑内障について
緑内障手術は、痛みはありますか?
テノン嚢下麻酔を行いますので、ほとんどの方は痛みを感じません。麻酔が効きにくく、痛みを感じる方には別の方法で麻酔を行いますのでご安心ください。
緑内障は治療をすればよくなりますか?
視神経そのものがダメージを受けているため、通常治療をしても視野および視力は改善しません。緑内障の治療は視野障害の進行を遅らせる治療になります。そのため、緑内障は早期発見・治療が大切です。自覚症状が出にくい疾患ですので、早期発見のために40歳を過ぎたら定期的に緑内障の検査を受けることをお勧めします。
手術後はお風呂に入ってもよいですか?
感染症を防ぐためにも、手術後は入浴や、洗顔・洗髪に注意が必要です。首から下の入浴は翌日から可能ですが、目に水が入る危険性のある洗髪は2週間程度控えてください。その間は美容室や理髪店で洗ってもらうようにしてください。
糖尿病網膜症について
糖尿病といわれましたが、症状がなくても眼科受診が必要ですか?
糖尿病網膜症は病状が進行しないと自覚症状が出ません。治療を開始する適切な時期は自覚症状が出る前なので、症状がなくても通院が必要です。
どのくらいの頻度で眼科を受診すればよいですか?
糖尿病網膜症の重症度と、糖尿病の血糖コントロールにより眼科の受診頻度が変わります。糖尿病網膜症の重症度は眼科受診しないとわからないため、糖尿病と診断されたら眼科を受診しましょう。
どうやって予防したらよいですか?
糖尿病網膜症の進行予防として血糖コントロールと早期発見が重要です。しかし血糖コントロールがよくても罹患期間(糖尿病になっている期間)が長くなると糖尿病網膜症は進行します。その場合はレーザー治療、硝子体注射や硝子体手術を適切な時期に行うことにより、視力の維持を図ります。
検査を受ける際に気を付けることはありますか?
眼底検査の際、散瞳薬という目薬を使って瞳孔を拡大し、網膜を詳しく診察します。点眼後4~5時間ほどはまぶしさを感じたり、視界がぼやけて見えたりしますので、眼底検査の日は、車の運転を控えてください。
網膜剥離について
自覚症状や前兆の症状はありますか?
初期の変化(網膜牽引や網膜裂孔形成)では、視界に小さな虫のような「黒い点」が浮遊しているように見える飛蚊症や、視界に光が走るような症状(光視症)がみられることがあります。
網膜剥離に移行すると、剥離網膜に対応した視野が欠けてきます。黄斑部(網膜の中心部)まで剥がれると、急激に視力が低下します。
早期発見すれば予防できますか?
網膜剥離を合併しない網膜裂孔に対してはレーザー治療が可能です。
前兆があった時はどんな検査が行われますか?
瞳孔を開く目薬(散瞳薬)を点眼し、網膜の周辺部まで詳しく観察する眼底検査を行います。
手術後の安静、体位で気をつけることはありますか?
剥がれた網膜を眼内からタンポナーデするために、眼内に空気や特殊なガスを注入します。この場合は手術後にうつぶせなどの体位制限が必要です。
硝子体出血について
硝子体出血とはどんな原因で起きますか?
さまざまな原因で起きます。後部硝子体剥離、裂孔原性網膜剥離、増殖糖尿病網膜症、加齢黄斑変性や網膜静脈閉塞症などで生じる可能性があります。
黄斑前膜について
黄斑前膜になったら、すぐに手術が必要ですか?
通常は進行の遅い疾患ですので、歪みや視力低下などの自覚症状がある場合は手術をお勧めします。視力がかなり低下すると、手術をしても改善が乏しくなりますので、当院では網膜専門医が適切な時期に手術をお勧めします。
再発することはありますか?
およそ5%の人が再発しますが、手術が必要になるほど進行する人は3%ぐらいです。最近では再発率は減ってきています。
黄斑円孔について
手術後の安静、体位で気をつけることはありますか?
黄斑円孔を閉鎖するために、眼内に空気や特殊なガスを注入します。この場合は手術後にうつぶせなどの体位制限が必要です。期間は3日~1週間が目安です。うつぶせが不十分な場合は黄斑円孔の閉鎖が得られにくくなります。
手術後の合併症はどのようなものがありますか?
網膜裂孔と網膜剥離には注意が必要です。視野欠損や視力低下の原因になる疾患ですので、異常を感じたらすぐに医師にご相談ください。
網膜静脈閉塞症について
治療を受ければ元通り見えるようになりますか?
治療による回復の度合いは、静脈が閉塞した場所や期間によってさまざまです。早期治療すれば、視力の回復度合いが大きくなる可能性があります。
治療が遅れるとどのような影響がありますか?
網膜浮腫が長く続くと網膜の組織がダメージを受け、視力の回復が難しくなります。
もう片方の目にも発症する可能性はありますか?
網膜静脈閉塞症は、加齢、高血圧、糖尿病や脂質異常症などによる動脈硬化が原因となります。全身的な原因のため、もう片方の眼に発症することもあります。
加齢黄斑変性について
自分でできる早期発見のチェック方法はありますか?
人間は両方の目をたえず使っているため、片方の目で異常が起きても気がつかないことが多いです。そのため週に1回程度片目でものを見てチェックをしてください。その際、字が読みにくい、視界の中心が暗くなる、細かい線が歪んで見えるといった症状がある場合は早めに医師にご相談ください。
検査を受ける際、気を付けることはありますか?
眼底検査の際、散瞳薬という目薬を使って瞳孔を拡大し、網膜を詳しく診察します。点眼後4~5時間ほどはまぶしさを感じたり、視界がぼやけて見えたりしますので、眼底検査の日は、車の運転を控えてください。
加齢黄斑変性は治療によって治りますか?
加齢黄斑変性は、加齢により黄斑部に新生血管が発生し、出血および浮腫を合併します。当院では新生血管の活動性を抑える薬剤を硝子体注射することにより、出血および浮腫の軽減を図ります。