硝子体出血

硝子体出血とは?

硝子体出血とは、網膜の血管などが切れて出血し、硝子体腔に血が溜まった状態です。そのため、視力が低下し、視界全体が暗く感じるようになります。糖尿病網膜症、網膜静脈分閉塞症、裂孔原性網膜剥離、加齢黄斑変性などで引き起こされます。

硝子体出血の主な自覚症状

  • 視界が暗く感じる。
  • 視界に虫や糸くずなどが飛んでいるように見える。
  • 視界がかすむ。

■ 治療方法

出血が軽度であれば、経過を観察して自然吸収を待ちますが、出血が持続する場合や網膜剥離が疑われる場合は、早急に硝子体手術を行います。大量の出血をきたし、1ヶ月の経過観察で吸収しない場合には硝子体手術が適応となります。

硝子体出血の治療・手術について

眼球内は、硝子体と呼ばれる透明なゲル状物質で充たされています。出血により混濁した硝子体を除去する手術を行います。当院では日帰りでの手術が可能です。

網膜剥離のない場合

網膜剥離がなく、網膜裂孔になっている場合はレーザー治療を行います。数週間経過観察をして、出血が自然に吸収されれば手術の必要はありません。しかし、出血が吸収されず視力も不良の場合は硝子体手術を行います。

網膜剥離の場合

網膜剥離になった場合、剥がれた網膜を元に戻し出血を取り除くためにも、早急にレーザー治療や硝子体手術を行う必要があります。

硝子体手術や網膜剥離について詳しくは下記のページをご覧ください。

よくある質問

ページトップへ