加齢黄斑変性

加齢黄斑変性とは?

加齢黄斑変性とは、加齢が原因で起こる目の疾患で、ものを見るために最も重要な黄斑部に出血や水がたまり、視力が低下する進行性の病気です。高齢化社会の進行に伴い、患者様が急増しており、欧米では、失明原因の第1位を占める疾患です。黄斑部が、萎縮するタイプ(萎縮型)と、新生血管という悪い血管が生えて、出血を繰り返すタイプ(滲出型)があります。

加齢黄斑変性の主な自覚症状

  • ものが歪んで見える。
  • 急に視力が低下した。
  • 見たい所が見えない。

■ 治療方法

飲み薬や目薬では治療ができない疾患のため、薬剤の硝子体注射を行います。また、硝子体出血を合併し吸収しない場合は手術を施行します。当院では、精密検査によって加齢黄斑変性のタイプを見極め、病状に応じて最適な治療を行います。

加齢黄斑変性の治療方法について

抗VEGF阻害剤硝子体注射

滲出型の加齢黄斑変性は、新生血管という悪い血管を生じます。抗VEGF阻害剤硝子体注射とは、新生血管の発症や進行に関与する物質(VEGF)の作用を抑制する抗VEGF薬を硝子体腔に注射する治療方法です。病状によってルセンティスとアイリーアという2種類の抗VEGF阻害剤の使い分けを行います。治療時間は5分程度で、基本的に日帰りでの治療になります。
どちらの薬剤も、導入期治療として、毎月1回の注射を3ヶ月間連続して行います。4ヶ月目からは維持期に入り、病状が悪化したら、その都度追加治療を行います。

よくある質問

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