網膜静脈閉塞症とは?
網膜静脈閉塞症とは、網膜の静脈が閉塞し、網膜に浮腫や出血が起こり、ものが見えにくくなる病気です。主に動脈硬化が原因で男性では40代以降、女性では50代以降に発症しやすくなります。日本人では40歳以上の約50人に1人が発症しています。
網膜静脈閉塞症の主な自覚症状
- 眼がかすむ。
- 急に視力が低下した。
- 視野が欠ける。
■ 治療方法
静脈閉塞が起きた直後には、抗血小板薬や、網膜の循環を改善させる薬が用いられます。静脈の閉塞がひどい場合は、新生血管が発生を予防するため、レーザー治療を行う必要があります。また、黄斑浮腫の治療には硝子体注射や硝子体手術を行います。
網膜静脈閉塞症のレーザー治療について
レーザー(光凝固)
静脈閉塞した領域の網膜をレーザー照射することにより、浮腫の軽減、新生血管発生、またそれに付随した硝子体出血、毛管新生緑内障を予防します。
網膜静脈閉塞症の硝子体注射について
眼内に新生血管を抑える薬を注射することで、新生血管の増殖を抑えるとともに、視力に大切な眼の中の黄斑部の浮腫をなくす効果があります。
網膜静脈閉塞症の手術について
黄斑浮腫がレーザー治療や薬物治療でも改善しない場合、硝子体手術を行います。 手術では、硝子体、内境界膜といった浮腫の増悪因子を取り除きます。
硝子体手術について詳しくは下記のページをご覧ください。